貸切バス改善基準告示のポイント

昨年10月より変更された貸切バス新運賃適用…
適用に伴い、バス協会より更なる、皆様へのご周知のご案内です。

改善基準告示の改正とお願い（確認）

一般社団法人神奈川県バス協会より通達分
さて、令和６年４月より改善基準告示が改正され、貸切バス乗務員の働き方が従前と変化したことはご承知の通りでございますが、改めて改善基準告示のポイントをお示しし、貸切バスをご利用いただく際にご留意いただきたい項目をまとめさせていただきました。甚だ恐縮ではございますが下記の内容をご確認いただきお客様へのご周知方、お願い申し上げます。

1. 改善基準告示のポイント
（ア）拘束時間の上限
1日の拘束時間が最大16時間から15時間に短縮されました。
(イ）1日の休息期間
退勤から出勤までの休息期間が「8時間以上」から「9時間以上」確保することが必要となりました。
(ウ）2人乗務の拘束時間、休息期間
１日の拘束時間が原則最大20時間から19時間に短縮されました。
休息期間は原則５時間確保することが必要となりました。
＊上記以外にも改正点はございますが、上記3点について特にご注意ください。

２．ご留意いただきたい項目
下記の項目につきましても、ご理解とご協力をお願いいたします。
（ア）運行前
〇配車確認書類につきましては、出発日の概ね14日前までに確定していただき、ご送付ください。
〇出発日の14日前以降の台数変更につきましては、取消料が発生いたします。（一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款の場合）。
〇出発日間際の行程変更につきましては、当該運行前後の仕事に影響がある場合はご希望に添えない場合がございます。
〇運行直前の配車時刻や行程の変更につきましては、乗務員の労務管理上、対応することが困難な場合がございます。
（イ）配車時刻乗務員の拘束時間短縮のため、出発時刻前の15分以内に設定ください。
（ウ）行程の終了時刻運行が20時以降に終了する行程の場合、休息期間が確保できない可能性があるため、運行終了後に乗務員の宿泊の手配をお願いする場合がございます。

３，その他（改善基準告示関連以外）のお願い
（ア）駐車場手配や通行許可証安全な運行の為に、確実に手配ください。（イ）バス車内でのDVD等の視聴について市販の著作物は著作権法において一般公衆での視聴等は出来ません。
（ウ）現金での各種支払いについて一部の有料道路代以外は、お客様もしくは添乗員の方がお支払ください。
（エ）乗務員が、運転業務に集中できる環境の構築にご協力ください。